2024年の渓流シーズンも、1ヶ月半が過ぎてしまいました。
3月は俗に言う年度末、公私共に忙しくなるものです。
中々釣りの時間も満足に取れませんでしたが、数回の釣行をまとめてみました。

今シーズンは例年と比べ、ちょっとスロースタートな感じでした。
寒さが残る3月、その割に雨が多く水位は高い。
温暖な関東圏に住む渓魚達、そのスイッチが入るのはもうちょっと先かな?

ハイウォーターが続くので、水が落ち着き易い上流部へと自然に足が向かいました。

上流部の魚は本当に素直。
水量や水温の変化で、反応が全然違ってきます。
低水温で水位が高いのなら、緩流帯をゆっくり引けば、面白い様に出てきます。





私のホームは、ヤマメとアマゴの混生域です。
なのでアマゴだけが居る沢や流域もあったりします。

小型ながら、その地で生まれた魚達は驚くほど綺麗。
例年、シーズン序盤は大型を狙っていましたが、小型の循環を確認することも、えも言われぬ嬉しさがあります。




3月も終わりに近づくと、徐々に気温も安定してきました。
こうなると、里川が気になってきます。





桜の花が開く頃、花の雨と共に里川の渓魚が動き始めます。
白泡付近の石をめくり、そこにヒラタが付いていたら、里川で釣りを開始する合図。

流芯を流すと直ぐに出てきました。
20cm前後の元気なヤマメ、これは秋には尺ですね。

夕方を前にして、多くのハッチが見られるこの水域。
今後も立派な渓魚を育んでくれると確信できます。




続いて別日。
この日は、夜から雨の予報でした。

天然循環の個体は、完全に生まれ育った川に適応しています。
気圧の変化で、付き場も変化します。

かなりの降雨量が予想されるこの日、魚はやはり水が巻き返すポイントに居ました。





尖った顔が印象的な一尾。
ほんのりと朱色に染まる体色が印象的でした。

欠損など全くない尾鰭は、息を飲む程鮮やかな朱色。




続いても同様のポイントから反応がありました。
今回の個体は、お腹にゴマが沢山あります。
この特徴が、河川の居着きと聞きます。
こういった魚が循環してくれるのは、とても嬉しいことです。

尾鰭はやはり綺麗な朱色。
全体的に赤みを帯びた体色、本当に目を奪われます。




以上が最近の釣果です。
これから気温が上がり、魚達が活発に捕食行動を行ってきます。
本流、支流もまだまだこれからですね!
今シーズンも楽しませてもらいます!(^^)!

Tackle
Rod SEN:KIN プロトカーボンロッド 5.1ft
Reel SHIMANO STELLA C2000SHG
Lure Falcon Lures 42S

細かいピッチのローリングや、シミーフォールを魅せる42S。
このルアーの「喰わせの間」は完璧です。
超ハイピッチのトゥイッチの後、一瞬ルアーを留めると自動でルアーが輝きます。
リトリーブの余韻ですら、キッチリとローリングしてくれるのです。
そんな「間」を魅せられたら、魚達は我慢できないですよね(^^;
Falcon Lures 42Sこれは確実なミノーです。