2024年、一発目の投稿はルアーのお話。
実は、昨年の一発目の記事もルアーの事でした。
それも今回と同じFalcon Luresの記事です、その時は60㎜のミノーについてお話をしました。
詳細はリンクからどうぞ!Falcon Lures(ファルコンルアーズ)
さて、今回はそのFalcon Luresから量産される、42㎜シンキングミノーをご紹介します。
42㎜も60㎜と同様に、バルサミノーになります。
サイズは文字通り42㎜で、約2.6gに仕上がってきます。
シンキングモデルですが、沈下速度はやや遅いスローシンキングとなります。
結構ゆっくりと誘うことが出来るので、あらゆる場面で使用できるのではないでしょうか。
因みにテストには約1年を費やしました。
お陰で性能面では完全に納得の出来です!
42Sでこだわったのは、今までにない程の超ハイレスポンス。
アクション時は当然として、ただのフォールでも勝手に動く事!
それでいて沈下はスローである事!
ゆっくりと沈みながらも、ルアー本体はキレッキレに動く。
緩急織り交ぜた、多彩な攻略方法を可能にするミノー!!
そんなハイレスポンスを実現するために、FalconLuresは、ウエイト以外の重さを可能な限り削ぎ落としています。
まず、バルサ材の選定から注意を払っています。
市販のバルサの中でも、特に軽い物を選別して作成されています。
この軽いバルサを選別する作業で、同サイズのボディーよりも浮力が向上します。
なので、やや重いウェイトを搭載することが可能になります。
これにより、ハイレスポンスの実現を可能にしています。
またコーティングを極力薄くしている事も、レスポンス向上の一翼を担っています。
ロッドアクションへの反応が、かなり鋭くなっています。
レスポンス向上の為、アルミ箔も極薄の物を使用しています。
一般的にミノーに使われるアルミテープと比べ、かなり軽くなっています。
そのアルミ箔に付けるウロコ模様ですらハイピッチです。
ヤスリ専門店が、限界までピッチを細かくした物で、ウロコ模様を付けています。
重量もかなり試行錯誤がありました。
綺麗なシミーフォールを行えるなら、ゆっくりと沈下していった方が良いのは当然です。
とは言っても、飛距離と基本レンジはある程度重さで決まってきます。
ウェイトバランスやトータルウェイトを数種類作成してもらい、ひたすらテスト!
数百回に及ぶ実釣を経て、徐々に方向性が絞られてきました。
渓流シーズンが終了し、冬季C&Rの季節になると、ミノーの性能はほぼ完成。
数種類の重さから、最も魅力的な動きをする物を選んでいきます。
因みにこのFalconシリーズ、シミーフォールが素晴らしいんです。
なので冬季のニジマス相手だと、サイトで見つけて口元に送り込めば、もう釣れてしまうという、良く分からない性能になっています(^^;
最終的にリップのエッジを加工し、最後のテストとなます。
リップに使っているのは0.8㎜のサーキットボード。
ただでさえ薄いリップになりますが、ここに機械加工を施してテーパーを付けています。
このひと手間で、レスポンスは更に向上されました。
辿り着いたミノーを数個作ってもらい、様々なシチュエーションで徹底的に使い倒しました。
...良い。
これ最高に良い。
今年の冬季CRで、テストは完全に終了。
後は販売を待つのみです。
因みに販売用は以下の画像の様な感じになるかと思います。
渓流でのスタンダードなカラーは、しっかりと揃えてある感じですね。
個人的にはTSカラーが一番好きです!
何だかどこに行っても、TSって釣れちゃいますよね。
さて、今年の渓流シーズンからいよいよ販売開始のFalconLures42S。
当初の販売方法は、釣りイベントでの物販がメインかと思います。
イベント情報はその都度、SNS等で発信さてますので、時間があれば是非手に取って見て下さい。
以下にざっとですが、42Sの魅力を書いてみます。
・シンキングミノーとしてはやや軽量な為、水深が浅目のポイントでもしっかりとルアーを魅せることが可能。
・ただ巻きでの超ハイピッチなアクション、あえてロールを強めにしたウォブンロール。
・超ハイレスポンスの実現を目指し、無駄を徹底的に省いたことから生まれる、ロッドワークと寸分違わぬ動き。
・厳選されたバルサの使用、極限の低重心化による、最高域のヒラ打ち。
・エッジ迄作りこまれたリップ、その適切な取付角度による、粘り強いレンジキープ。
私の稚拙な語彙力では、これ以上伝えきれません(^^;
簡単な動画も録ってみたので、宜しければ参考でご覧下さい。
使用者に衝撃を与えること間違いなしのFalconLures42S、現地販売されるイベントには是非ともお越し下さい。
状況によっては試投も可能かと思います、その性能にきっとビックリすると思いますよ!