10月14日をもって、今シーズンの酒匂川水系渓魚期間は終了しました。
振り返ってみると、なかなか厳しいシーズンでした。
今までに経験したことが無い程の酷暑、台風の無い9月。
そして私自身、数回の体調不良により満足に釣りができない状況でした。

そんな中でも、酒匂川には素晴らしい魚を育てるポテンシャルがあると再認識できました!
今回は僅かではありますが、そんな酒匂川水系の総括をお送りしたいと思います。

先ずは解禁日、入ったのは本流域でした。
昨年から狙っていたポイント、最高の魚が反応してくれました!

ヤマメ34cm、アマゴ31cm。
きっと冬の間も絶え間なく成長し続けたのでしょう。
やはりこの水系には、魚を大きくさせる魅力があります。




季節が進み、水量・水温共に上昇してくる5月以降。
酒匂川本流には、とんでもないモンスターがはびこります。

40~50cmのレインボー。
放流魚に見られるヒレの欠損は皆無です、なのでそのファイトは信じられない程暴力的。

「ここはヤマメだろ~」というポイントに、ガッツリ陣取っています。
これだけの魚体なら、そのポイントでは敵無しでしょう。
まぁ恐ろしい暴君に成長しちゃってます(^_^;)





因みに今期の最大は65cm。
ですが…更にとんでもないモンスターをバラしています。
多分70cm後半、私の中流タックルを完封し逃げていきました。
酒匂川本流、控えめに言って北海道超えてますよ!!

ここまではレインボー主体でお届けしましたが、酒匂川水系には素晴らしいヤマメが数多く生息しています。
この後は支流の魅力的な魚をご紹介します。




酒匂川水系の支流は、何と言っても川そのものが綺麗!
都心から僅か1時間で、ここまで心癒されるものかと思う程です。

綺麗な川には、綺麗な魚が育ちます。
是非とも酒匂川水系の美しい渓魚をご覧下さい。

これは解禁後間もない支流域、黒ずんだ体色から越冬個体かと思います。





酒匂川水系はヤマメ・アマゴの分水嶺。
なので、どちらか良く分からない個体も生息します。
ヤマメか?アマゴか?そんなのどうでもよくなる程の美しさ。




これはもうアマゴだろ、と思う個体が生息する支流もあります。
本流で稀に尺アマゴが釣れる理由は、こういった支流が健全に流れているからなんだと思います。

多くの支流を持つ酒匂川水系。
場所によっては尺に迫る個体も釣れます!
こんな個体が数多く生息する環境を作っていきたい、今シーズンはそう強く思いました。












水系全体を見ると、ヤマメの方が圧倒的に多いです。
支流のヤマメ達は本当に綺麗。

支流に入るとやはり小型が中心ですが、それでもビックリする大型もいたりします。
私は今季、支流の大型はチェイスのみで終わりましたが…(;^_^A




シーズン終盤は支流の上流域へ入りました。
各所でペアリングや婚姻色が出た個体を目撃し、胸中は大満足でした。

瀬に入っている、産卵に関わらないと思われる個体を発見。
ルアーを眼前で激しくアクションさせると一発でした。

…美しい。
この個体を釣った支流は、去年までは極端に魚影が薄かった支流。
それが驚くほどの復活を見せてくれる。

酒匂川水系は、少しづづでも確実に良くなっていました。
来年、再来年と楽しみが増えることは確実ですね。

大型トラウトから繊細で美麗なトラウト迄、魅力が尽きない酒匂川水系。
皆さんも是非遊びに来て下さい!!