今回はホーム河川の支流域での釣行記です。

3月1日の解禁から、早くも1ヵ月が経とうとしています。
極端な渇水から始まった今シーズンですが、ここ数日で待望の雨が降りました。
私のホーム河川もその恩恵を受け、本流域はかなりの濁りと増水でした。

本来なら本流で良型を狙いたかったのですが、増水と急な気温低下では厳しいと判断、急遽数ヶ所の支流へと向かいました。

支流域でもそれなりに水が出たようです、流木の多さに期待が高まります。
水色は申し分ありません、しかし水温が10℃。
この時期にしては妥当ですが、もう少し高ければ、よりアグレッシブな釣りを行えたかと思います。



支流ではアップの釣りを基本としていますが、本日はダウンでルアーをじっくり魅せていきます。
増水した瀬の中、反応があったのはやはり岩の前でした。

15cm程度のヤマメ。
ダウンでポイントに送り込んでいるので、チェイスは見えず、フッキングもし辛い。
このヤマメも突然下から喰い上げてきました、例え小型でもビックリします。



続いては瀬尻に点在する岩回りから出てきました。

やや銀化したヤマメ。
こういった個体が本流へ下るのかと思います、きっと大きく育ってくれるのでしょう。

短距離をサクッと釣り上がり、別の支流へと移動します。




今度はかなりマイナーな支流に来ました。
マイナー故、何年間も放流がされていません。
なのでここで釣れる個体は、ほぼ天然と言っても差し支えありません。

やはり水は最高の状態、しかし水温が11℃と今一つではあります。
盛期ではありませんが、少し早い釣りがしたかったのも事実。
ダメもとで、入渓地点では先ずクロスにキャストしてみました。
目の前は結構な流速がある瀬です、そこにとりあえず1投…

1投目から出てくれました!
この支流に来るのは約3年ぶり、しっかりと循環していたことが素直に嬉しい。
小さくとも綺麗なヤマメ、きっと1年生だと思います、これからに期待ですね。



しかし瀬に潜んでいたとなると、やや激し目のトゥイッチにも反応するかも知れません。
流心のみに狙いを絞り、やる気のある良型を狙ってみたいと思います。

釣れまくりです!
ただしサイズは20cm以下です。



写真こそ撮っていませんが、20匹ぐらい釣れました。
ミノーをトゥイッチさせていましたが、スプーンやスピナーならどれだけ釣れていたことか…。

あれよあれよという間に、退渓場所と決めていた大場所まで来ました。
この支流の規模にしては、かなりの水を湛える淵。
落込みの白泡を利用し、ボトム付近を探っていきます。

ボトム付近から20cm強が2匹、中層からは15cm台が1匹。
ここの魚はサビが少し残っていたので、きっと2年生でしょうか。
20cm強の2匹は、今年終盤には尺ですね。




本日はこれにて納竿。
2本目の支流は、約200m程しか探っていません。
それなのにこの魚影。
ホーム河川の潜在能力を垣間見た感じがします、ここはもっと良くなりますね。

帰り道、気付けば山中の桜は満開でした。

さて、4月を目前にしての連続した雨。
山はその保水能力を遺憾なく発揮し、麓の川には豊潤な水が流れることでしょう。
気温と水位が上昇すれば、いよいよトラウト達の最盛期。
今年も良いシーズンを迎えられそうですね。




Rod SEN:KIN プロトグラスロッド 4.6ft
Reel SHIMANO STELLA C2000SHG
Lure Falcon Lures プロト45S
HARD STREAMS T-Gravits36S T14チャートギン T17ヤマメ

細支流を楽しむならショートレングスのグラスロッドがお勧めです。
小さな魚でもよく曲がり、繊細なファイトにもロッドはしっかりと追従します。
スプーンやスピナー等、巻く系の釣りならまずバレませんよ!



ハンドメイドバルサミノーのFalcon Lures、そのプロト45S。
超ハイレスポンスな動きは、ダウンでステイさせていても尋常じゃなく動いてくれます。
最盛期を迎える河川では、主力ルアーとなることは間違いありません。



HARD STREAMS T-Gravits36S
一言で言うと、これは反則ですね。
支流域でこのサイズ感、2.8gながらかなりの飛距離。
しっかりとウォブリングし、レンジキープ力も素晴らしい。
釣れないはずがない、そんなルアーです。