また放流のお話です。

今回はいつもと違う場所、相模川水系の中津川に行ってきました。
目的は一つ!近年賑わいを見せる、「森と川と海を繋ぐサクラマス復活プロジェクト」に微力ながらお手伝いするためです!(^^)!


このプロジェクトのお手伝いをするにあたり、私も色々と調べてみました。

どうやらその昔、相模川には沢山のサクラマスが遡上していたようです。
現在は様々な形で河川が開発され、他のサクラマスブランドリバーの様にはいかない状況です。
そんな相模川に、サクラマスを復活させようと発起したのがこのプロジェクト。

サクラマスは釣りの対象魚としてだけでなく、河川を取り巻く様々な環境が良好ではないと遡上しないと言われています。
釣りから始まる環境保全的な意味合いも、このプロジェクトにはあると思います。
本日は見事なまでの晴天、正に放流日和?です。
集合場所は宮ケ瀬湖のちょっと下流の中津川、遊漁対象河川として知ってはいましたが初めて来ました。

因みに今年の放流活動は、コロナの影響を考え大々的なPRはしていないようです。
それでも結構な人数のボランティアさんが集まっていました、この河川やプロジェクトへの理解の深さがあってこそですね。



受付を済まし、参加費を払います。
参加費は1,000円です、これが全て放流資金へとなります。




放流量は約80㎏、全てヤマメでサクラマスになる可能性が高い個体の様です。
サイズは大体15cm前後でした、個体によっては既に銀色が出始めていました。




バケツで小分けにした稚魚を放流します、中には車にバケツを乗せ遠くまで放流される方もいました。

私は会場付近をメインに徒歩で頑張って運びました(;´∀`)
色々な場所で色んな形の放流は行ってきましたが、自分の手の中から河川へと泳ぎだす稚魚を見るのは良いです。
純粋に自然や生物がより好きになります、環境保護が叫ばれる昨今、非常にいい経験です。



今回放流した稚魚達は、サクラマスの素質がある為か、1ヶ月で約3cmと急激に成長をするようです。
渓流が解禁になる3月ぐらいには、優に尺を超えてくる個体もいるみたいですね。

1時間30分程度で放流作業は終了、この後、以前上流に埋設したという発眼卵の状況を見に行くということでしたが私は予定がある為断念。
稚魚放流だけでなく、発眼卵も行っているとは素晴らしいです。
初めての中津川でしたが、とても貴重で素晴らしい勉強が出来ました。
来シーズンは釣人としてお邪魔してみようと思いますが、元気なヤマメ達に会えたら嬉しいです!