神奈川県内でサクラマスが釣れる?
ここ最近そんな噂が何処からか聞こえてきます。

発信元は何と箱根早川。
毎年40cmオーバーのヤマメが多く釣れる人気河川です。
今回はそんな早川の渓魚事情を調べてきました!


早川とは

強羅駅付近を流れる早川Wikipediaより引用

早川は箱根の芦ノ湖を水源とし、箱根町・小田原市を流れ相模湾へと注ぐ二級河川です。

流路延長は約20㎞と短い河川ですが、すぐ隣が海!という程の下流にもヤマメが生息しています。

意外にも、早川でルアー・フライがOKになったのはここ数年みたいです。
鮎の遡上が多く見られる河川ですので、ルアーなんか面白いと思います!




この魅力ある早川を管理するのが、早川河川漁業協同組合さん。
ヤマメの放流は成魚がメインですが、餌が豊富な河川ですのでシーズン後半には50cmに届く程のスーパーヤマメも釣れたりします。

今回はご縁があって、早川漁協さんの放流魚視察にお付き合いしてみました。

向かった先は足柄養魚場さん。
早川のヤマメ・ニジマスはここから仕入れているそうです。

この足柄養魚場さんのお隣は、管理釣り場の足柄キャスティングエリア。

足柄キャスティングエリアといったら、赤身ニジマスの「頂鱒」で有名です。
足柄キャスティングエリアの魚もここ足柄養魚場さんのを入れているそうなので、もしかしたら早川に入るニジマスは赤身かも( *´艸`)



とても人が良い社長さんに場内をご案内していただきました!

室内にある水槽には5cm以下の稚魚が沢山、サイズ的には昨年末付近に生まれた感じですね。
5m程度の水槽が7個ぐらいありましたから、かなりの稚魚がいたと思います。





外にはもう一回り大きな生簀があります、ここには幼魚~成魚が入っていました。
魚種はヤマメ・イワナ・ニジマスが育成されており、比較的綺麗な個体が多かったです。

やはりヤマメの育成数が多い感じです、禁漁期間にこれはたまりません。
何時間でも見ていられます(^-^)



ニジマスはヤバイです、50cmは優にありました。
レッドバンドが鮮やかな個体はまさか頂鱒?
何れにせよこんなサイズを流速のある早川に入れるんでしょうか...竿折れますね(^▽^;)



問題は奥にあった水槽、何やらギラギラと光っています。

サイズは平均して尺以上はあります、生育状況を見る為ネットに入れてみると...。

サクラマスでした!(^^)!
淡水養殖なので、サクラマスというよりは俗に言う「モドリ」や「サボリ」と言われる状態の様でした。
まぁ要は、ランドロック(陸封型)サクラマスの状態で飼育されているということです。



大きい個体は40cmに迫っており、これを早川に入れると思うとかなり興味深い。
組合内でも、入れたサクラマスがどう動くかは未知数のようです。
概ね下ってしまうだろうという予想ですが、個体によってはサボリ組になってくれそうな感じも受けました。





現時点で正確な放流日は未定のようですが、今シーズンに入れることは確実な話。
これは私もチャレンジしますよ(^.^)/

さて、3月を迎え桜が色付く早川、その川面にもサクラが咲くんでしょうか!?