今年もやってきました、小山釣友会の成熟抱卵魚放流!
簡単に言えば、河川に親となる魚を放し、産卵してもらおうという計画です。

去年は11月半ばの開催でしたが、今年は本日10月31日に行うということです。
今日は静岡県内の遊漁最終日…未熟者故、悩みに悩みました。

が、しかし!
何とか欲望に打ち勝ち放流作業を選択できました~!!

ということで、朝から作業開始です!

先ずは親魚が入っているプールから、魚を水槽車へ移します。
実は生まれて初めて網を引きました、これは中々疲れます。





冷たい水に腰まで浸かって、ひたすら網を引くこと4回。
時間にして約30分程の作業でしょうか、体が芯まで冷えてしまいました(^^;

普段この事業に携わっている方々の苦労が良く分かりました、ホントにご苦労様です。

プールから引き上げた親魚達、画像で迫力が伝わるかどうか…全てモンスター級の魚です。
アベレージは40cmはありますね、こんなの川で釣れたら大興奮です。




魚達と共に川に着いたら、お次は産卵床を作っていきます。
概ね3×2m程度の範囲に作成します。

産卵床の判断基準は複数ある様で、水通し・石・川底の形状などなど。
自然状態で一定基準を満たしている場所は、そのまま魚を放流できます。
しかし、何かが欠けている場所は人の手で補っていきます。

これがなかなか重労働!
プールで冷え切った体が、かなり温まってきました。




産卵床が完成したら、その周辺に魚を放していきます。
バケツリレーで、水槽車から川まで運びます。





一匹一匹が大きいので、短時間であってもバケツ内で酸欠になる可能性があります。
慎重に、丁寧に水合わせを行っていきました。

中にはバケツの中で、ひっくり返っている魚もいました。
そんな魚に対しては、回復するまでじっくりと時間をかけて放していきます。







回復させると、ひたすら川を上っていきました。
これはもう完全に、我が子を見送る親の気持ちになります。









数か所回り、全ての作業が完了しました。

悠然と泳ぐ親魚達。
中には既にペアリングしている魚や、私達が作った産卵床に陣取っている魚もいました。

元気な卵を産んで欲しい!
心からそう思える光景でした!(^^)!




さて、作業が終わった後は参加者一同でBBQ!
今日は何と釣友会の方々が、猪肉をご馳走してくれました!





猪肉のBBQ。
これは初めて食べましたが、臭みなんか全く無く、肉も柔らかかったです。
ジビエ料理が人気なのも頷けます、本当に美味しい。

BBQをいただきながら、仲間と釣り談義。
この瞬間が本当に好きです!




さあ…私の2021年渓流シーズンは、これで幕引きです。
来年に繋がる、最高の最終日でした。

こういった場を提供してくれる環境や、釣友会の方々。
そして、一緒に汗を流す仲間。

今年も全く以って、恵まれたシーズンでした。
また来年も変わらぬ環境と変わらぬ人々で、この事業を行いたいと願います。