本日10月31日で、静岡県内水面の遊漁もいよいよ終了となります。
夕マズメの僅かな時間しか取れませんでしたが、一縷の望みをかけ静岡県内某河川に行ってきました。

気温はここ数日でグッと下がり、入渓した15時の段階で16℃と結構低めです。
水温は13℃、やはりこの数日間でガクッと下がった印象です。水量はやや多く、水質はかなりクリア。
足跡はまぁそれなりにありました、しかし駐車車両の感じから、直近の先行者ではなさそうです。
夕マズメの一時なら、チャンスはありそうです!
狙いはこんなポイントです、水通しが良く、砂利や砂地の場所。
そんなポイントに、ポツンと大きな岩があればもう生唾ものです。
産卵を意識した魚は、そんな所に居る感じがします。

良さそうなポイントを打っていきましたが、入渓してから暫くは無反応。
やがて時刻は16時を回り、徐々に陽が山間に落ちていきました。
クリアウォーターとは言え、偏光グラス越しでも水中の状況が見え辛くなってきました。



落込みから続く瀬尻、砂地で良い感じで岩も入っているポイント、アップクロスにルアーを通すと影が動いた気がしました。

もう一度同じコースを通すとまた動きます、確実に魚です。
でもちょっと喰う感じではない、付き場所は分かったので今度はクロスで顔の前を通します…。

さっきとは明らかに違ったリアクション!更に2度3度繰り返すと…ゴンッ!!

ヤマメ、丁度尺です。
実は本日入った支流、例年ならこの時期尺上がそれなりに釣れるんですが、今年は全然いませんでした。
そんな状況で出てきてくれたこの魚、喜びもまた格別なものがありました。



鮮やかなブナ模様よりは、錆が強く出始めている感じです。
もう2~3日早く釣っていればより鮮やかな体色だったかもしれません、しかしこの状態は迫力があります。
頭部の色合いと、牙の感じ、やっぱり鮭科の魚は格好良いです!
強烈な雄々しさを感じます。
釣って直ぐに暗くなってきましたので、即座に撮影&リリース元気に戻って行く姿を見守りました。



さて、これにて今シーズンの天然河川での釣りは終了です。
振り返ると何処の河川もかなり厳しいシーズンでした。
昨年の台風の影響からか全体的に魚が少なく、秋の良型にも会えないのかと何度も考えました。

しかし、こうして何とか良い魚と巡り合うことが出来ました。
災害に負けず、魚たちは力強く生き抜いていると知れたことが何よりの収穫です。

また来年、再来年と良い魚と出会いたいものです。
なんか毎年禁漁を迎えると、センチメンタルになるのは釣り人の性ですかね(*´ω`)

Tackle
Rod SOULS EXPLORE TF-E50LS
Reel SHIMANO STELLA C2000SHG
Lure WaterLand JEAK SONIC 55 ヤマメ


世界のJIMこと村田基氏が手掛けるルアー、「ジャークソニック」。
サイズは55㎜で5.0ℊとヘビーウェイトミノーに分類されます。
特筆すべきはただ巻きでの泳ぎの秀逸さ、物凄い水噛みが良いんです。
流れが速い川でもじっくり見せられるので、この時期は結構強いルアーです。
村田基さんが世界の怪物魚と戦ってきた歴戦のルアーは伊達ではありません、直ぐに売り切れてしまうので、在庫が合ったら即買いです。