酒匂川水系の紹介です。

酒匂川には、都心から東名高速道路を使って1時間前後で来れます。
関東の渓流釣り場としては結構有名だと思いますし、その魅力に富んだ水系です。

この酒匂川、神奈川県西部を流れる2級河川です、西丹沢を源流とする河内川と御殿場からの鮎沢川から形成されます。
国道246沿いの谷深い流れや、下流部の平坦で幅広な流れなど、表情に富んだ川です。

この川は地元も地元、車で5分で行けます。
子供のころは夏になると銛を片手によく潜って、様々な魚を突いたり、手掴みしたり、観察したりして遊んでいました、その経験は今の釣りにも生きています!
魚の付き場や、川の流れの肝の様なもの...釣りにおける基礎の全てを学んだ、私のとって特別な川です。



上流にある丹沢湖、それに流れ込む世附川、玄倉川、中川川。少し下流に鮎沢川、皆瀬川、内川、川音川、狩川etc多くの支流に恵まれた河川です。

酒匂川本流について

先ずは酒匂川本流
渓流魚が対象となってくるのは、酒匂川と鮎沢川との合流~漁協前付近あたりでしょうか。

過去にはサクラマスの遡上もあったらしく、数年に1~2匹の釣果情報がどこからともなく聞こえてきたりします。
相模湾へと流れ込む河口は、出水のたびに形状が変化してしまいます、仮にヤマメが海に下っていたとしても、遡上は少し厳しいのかなぁと思います。

最近は酒匂川漁協さんが成魚ではありますが、本流域に放流してくれています、条件次第ではサクラマスも夢じゃなくなる日が来るかもしれませんね!

丹沢湖下、通称ダム下では例年良いサイズが釣れます。
タイミング次第では全く無反応だったりもしますが...(*_*;

ダムが放水するかしないかのギリギリの水位だと調子が良い気がします、全ては夏の終わりの台風次第です。
大雨でダムに濁りが入るとその下流域は暫く濁りが取れません、上流にダムを背負っている河川の悲しい部分ですね。




てぃも山君の釣果も掲載させて頂いています。
酒匂川は銀ピカの、如何にも本流魚!といった感じのヤマメが生息しています。

しかし酒匂川は夏の水温がかなり上昇します、5~6月辺りは丸々とした魚が多いですが、7~9月辺りには細長い感じの魚がいます。
恐らく夏場は高水温が故に捕食活動も鈍るのかなと思っています。

因みに酒匂川はヤマメ・アマゴの境界線と言われていますので、稀にアマゴも釣れます。
真ん中の魚はてぃも山君が釣った尺アマゴです、綺麗ですね!(^^)!



当然ニジマスもいます、本流育ちですのでかなりのファイターですよ!
ニジマスは河口付近の最下流部から生息しています、ヒレピンの大型が多くいますので、どこかで繁殖しているかもしれません。

3枚目のニジマスが喰ってるのはシュガーディープの90ですからね(*_*) 楽勝で60㎝オーバーです。


丹沢湖流入河川について

酒匂川水系と言えばやはり有名なのは、丹沢湖流入3河川でしょうか。
世附川・中川川・玄倉川、どれも素晴らしく綺麗な川で、それに見合った魚がいます。

どの川も核心部へは車から降りて歩く必要がありますが、あの緑深い林道や、碧く澄んだ渓相を眺めているだけで心が洗われる様です。

都内からのアクセスも良く、かなりの激戦区ですが一度行っていただきたい川です。
夏場は沢登の方も多くいらっしゃいますので、休日は朝早く行かないと厳しいかもしれません。





玄倉川の水は、ユーシンブルーと言われています。
その名の通り青色が強いです、世附川・中川川も同じような色をしています、そこに住む魚も青色が強く何とも綺麗な個体が多いです。

川底の岩や砂は白色が多く、真っ白な体の尺上イワナを釣った時はその綺麗さにしばし心奪われました。

3河川が流入する丹沢湖にはランドロックのサクラマスがいる様です、私はまだ釣ったことがありませんが、毎年釣果は必ず聞こえます。




酒匂川水系の里川について

その他では、里川のイメージが強い支流、狩川・内川もお勧めです!

どちらもボサが多く、ルアーであれば中々の修行になります(*^^)v
釣り人は結構多いので、餌釣りの方や他のルアーマンが打てなさそうな場所に打っていくと好釣果に繋がりますね。

丹沢湖上流とまではいきませんが、水は綺麗です!良い魚も確かにいます。
禁漁間近に婚姻色が強く出た尺上をばらしたり、てぃも山君のルアーの後を明らかな尺上がチェイスしていたりしているんですが...それらはいまだに釣れていません(*´ω`*)



紹介した以外にもまだまだ沢山の支流を持つ酒匂川、中々楽しめますよ!
とある支流の源流域は、正に種沢と呼べるほどヤマメがいたり、婚姻色が出た個体が沢山入ってくる堰堤etc...知れば知る程面白い!
私のメインフィールドですので、これからも色々とその魅力をお伝えしていけたらと思っています!!