長野県の茅野市・諏訪市を流れる河川での釣り記録です。

一時期、長野県の諏訪市近辺に住んでいたことがありました。
標高が高く、夏は比較的涼しい地域です。

渓流釣りはシーズンを通して楽しめます、ここはヤマメではなく、アマゴ域の河川です、少し上流に行けばイワナも生息しています。

諏訪といえば諏訪湖が有名ですが、その流入河川から湖へ下り、時期が来たら遡上するアマゴがいるんです。
ランドロック系のサツキマスで、地元では「諏訪マス」や「ノボリ」と言われていました。



ワカサギが有名な諏訪湖には、各流入河川の下流に、ワカサギ遡上防止のネットが張られています。
そのネットが例年、5月末付近に外されます。
それを待っていましたとばかりに、ランドロックサツキ「諏訪マス」達が一斉に遡上し始めるのです。

当時はその正体や釣り方が分からず、一匹に辿り着くまでに苦労しました。
試行錯誤と失敗を重ねましたが、今の釣りに繋がるとてもいい経験でした。





茅野市~諏訪湖へと流れる上川です。

上流で枝分かれする支流には、居着きのアマゴやイワナが生息しています。
諏訪湖流入河川では一番大きい川です、良い感じの間隔で魚道付き堰堤があり、この時期にはこの辺りまで諏訪マスが昇ってるかな~などと考えて色んなポイントに通いました。
遡上系の魚は雨で動く、という知識しか無かった当時、梅雨の雨に誘われてよく行っていたのが懐かしい !(^^)!

上流にダムが無い為か、大規模な出水等が無く、底石に富み、各種ポイントがとても魅力的な川です。
生息する魚の魅力からしたら、釣り人は少ない方かもしれません。
市街地を流れていますが、流石は長野県!真夏でも八ヶ岳から流れてくる水は比較的冷たく、何と言うか緑の雰囲気も良い!
流域半ばには、有名な御柱祭りの木落坂もあります。
釣行の際にはよく神頼みなんかしてたっけ(;´∀`)





これが諏訪マスです。
サイズこそ尺前後が多く、40cmオーバーなんて滅多に出ませんが、これぞ遡上魚といった体をしています。



各ヒレがバチの様になっていますから、サイズの割にかなりのファイターです!
アマゴとは全く違う魚種と考えた方が良いと思います、フッキング直後からの強烈なダッシュと首振りは凄まじいものがあります。
昔の事ですが、初めて釣ったときは鳥肌が立ったのをよく憶えています。

タイミングを覚え、ポイントさえ知っていれば比較的釣りやすい魚です。
諏訪を離れた今となっては、そのタイミングを掴むのが難しいですが。



シーズン的には6月~8月前半がベストです。
銀ピカのフレッシュランを狙うにはシーズン前半の比較的下流域に入る必要があります、しかし、下流となると歓迎されないゲストもいます。


下流はニゴイやウグイといったコイ科の魚の巣窟です。
未だに不思議なんですが、何故彼らはルアーを喰うのでしょう?(´・ω・`)?

因みに本流や支流には、遡上魚以外にも魅力的な魚がいます。
秋の居着きアマゴなんて息を飲む程綺麗です!
まぁ、バラシばかりでしたが...(*_*;  



諏訪湖に沢山のランドロックアマゴ達が居るといういことは、流入河川にも沢山のアマゴが居るということです。
中には湖に下らずに河川内のみで尺上に成長する個体もいます。
上川はそんなポテンシャルを十分に持っていると思います。


画像はどれも純粋なアマゴです。
凄く綺麗で、魅力的です。



遡上系だけでなく、普通の渓流魚も楽しめる川ですよ!
都心からのアクセスも比較的に良いです、良い意味で、盛り上がっていけばと思っています。
兎にも角にも長野にいたのはたった4年でしたが、いい思い出ばかりです。
時間を見つけて、また行ってみたいと思います!